美容室で使われているドライヤーが1万円弱で買えると知って、気になっている方は多いと思います。
私もその一人でした。
量販店の5,000円のものでは物足りない。
かといってダイソンやリファの3万円台には手が出ない。
日本製を条件に調べていて行き着いたのが、Nobby by TESCOM のプロフェッショナル プロテクトイオン ヘアードライヤー NIB2600 でした。
2021年頃に近所の家電量販店で税込10,000円ほどで買い、家族4人で4年以上使っています。
先に正直なことを書きます。
このドライヤーに買い替えても、髪が乾く時間は変わりませんでした。
前に使っていたパナソニックのドライヤーと、体感でほぼ同じです。
それでも4年以上、一度も壊れずに毎日使い続けています。
この記事では、速乾スペックの話ではなく、40代の会社員が家族4人で長く使って分かったことを書きます。
本体に「Made in Japan」の表記があるかどうかも、実物を手に取って確かめました。

日本製で探して、店舗まで確かめに行きました
買い替えのとき、私は「日本製のドライヤー」という条件で調べていました。
その中で評価が高かったのが、テスコム電機の Nobby by TESCOM です。
メーカーのホームページにも、ネット通販の商品ページにも、日本製と書かれていました。
家電はいつもネット通販で買うことが多いのですが、このときは家電量販店の店舗まで足を運びました。
風量と重さだけは、実物を手に取って確かめてから決めたかったからです。
美容室シェアNo.1「Nobby」の家庭向けライン
Nobby はテスコム電機のプロ用ヘアケアブランドです。
本体に貼られたシールには「美容室シェアNo.1 ドライヤーメーカー」とあり、注記に「2017年6〜7月 株式会社ジャパンリサーチコンサルタント調べ」と書かれています。

美容師さんが1日に何十人分もの髪を乾かす、その業務に耐える設計になっています。
Nobby by TESCOM は、そのプロ用ブランドをベースに一般家庭向けへ展開したシリーズです。
美容室で触れたことのある道具が家にある、という感覚は、買ってから4年以上経った今でも少し嬉しいものがあります。
540gと800g、260gの差で決めました
店頭の棚には、Nobby by TESCOM が2機種並んでいました。
上位モデルの NIB3000 と、その下の NIB2600 です。
迷ったのは風量でした。
軽いほうを選んだら、風が弱くて乾かないのではないか。
そこが唯一の不安でした。
当時の2機種を数字で並べると、差は明確です。
| NIB2600(選んだ機種) | NIB3000(上位機) | |
|---|---|---|
| 本体質量 | 540g | 800g |
| 本体寸法 | 237×223×87mm | 249×238×95mm |
| 消費電力 | 1200W | 1300W |
| 温度切替 | なし | HIGH / MID / LOW |
| 発売 | 2019年4月 | 2017年11月 |
260gの差は、店頭で持ち比べるとはっきり分かります。
500mlのペットボトルの半分ほどの重さが、腕にかかるかかからないかの違いです。
温度切替が省かれている点は迷いましたが、家族で使うなら操作は少ないほうがいいと考えました。
店頭で実際に風を出してもらい、心配は杞憂だと分かりました。
軽いほうでも、想像していたよりずっと強い風が出ます。
わざわざ店舗まで確かめに行った甲斐は、ここにありました。
日本製なのか、本体を見て確かめました
購入時に商品ページで日本製と読んではいましたが、当ブログで扱う以上、そこは推測で書けません。
テスコム電機は長野県松本市に自社工場を持っていて、プロ用の Nobby と Nobby by TESCOM の多くをそこで作っていると公表しています。
ただ、公式サイトの仕様表にも価格.comのスペック表にも、NIB2600 個別の生産国の欄はありません。
そこで、以前イズミのシェーバーで箱の裏を確認したときと同じように、実物を見ました。
本体に 「Made in Japan」 の表記がありました。
テスコムの公式製品ページにも「信頼の日本製」と明記されています。
長野県松本市で作られたドライヤーを、4年以上毎日使っていたことになります。

スペックと基本情報
| 項目 | NIB2600 |
|---|---|
| 型番 | NIB2600-K(ブラック)/NIB2600-H(アッシュ) |
| 発売日 | 2019年4月22日 |
| 本体質量 | 540g(本体のみ)/620g(ケアフード装着時) |
| 本体寸法 | 幅237×奥行223×高さ87mm |
| 消費電力 | 1200W |
| 風量切替 | OFF – SET – DRY |
| 即冷スイッチ | OFF – ON(LOCK) |
| 搭載イオン | プロテクトイオン |
| その他機能 | ラク抜きプラグ |
| 付属品 | ケアドライフード、水洗い可能フィルター |
| 実売価格 | 8,980円前後(販売終了時点) |
プロテクトイオンは、マイナスイオンとプラスイオンを同時に放出して静電気を抑える仕組みです。
スイッチは風量切替と即冷の2つだけで、温度の細かい設定はありません。
小学生の息子でも迷わず使えているので、この割り切りは家族向けには正解でした。

なお、風量の具体的な数値はテスコムが公表していません。
一部の価格比較サイトに数値が出ていますが、単位が明らかに不自然だったため、この記事では触れないことにしました。
取扱説明書も確認しましたが、記載を見つけられませんでした。
乾く速さは、正直なところ変わりませんでした
ここが一番書きにくい部分です。
買い替える前に使っていたのは、たしかパナソニックのドライヤーでした。
機種までは覚えていません。
NIB2600 に替えて最初に思ったのは、「思ったより変わらないな」でした。
家族4人の朝で比べても、体感は同じくらい
我が家は妻と子ども2人の4人家族です。
娘は髪が長めなので、乾かすのに一番時間がかかります。
前のドライヤーのときと比べて、娘が洗面所にいる時間が短くなったかというと、そんなことはありません。
私自身も同じです。
「劇的に速くなった」という感想は、正直に言って出てきませんでした。
美容師さんが運営しているブログを見ると速乾性を高く評価しているものが多いのですが、業務用の風量に慣れた方の基準と、家庭用ドライヤーからの買い替えでは、感じ方が違うのだと思います。
それでも4年以上使い続けている理由
では失敗だったのかというと、そうは思っていません。
理由は4つあります。
一つ目は、壊れないことです。
4年以上、家族4人が毎日使って一度も故障していません。
業務用の設計基準で作られているというのは、こういうことなのだと思います。
二つ目は、風が素直なことです。
温度の切り替えがない代わりに、熱くなりすぎることがありません。
子どもが自分で使っていても、頭皮が熱いと言い出したことがないのは安心材料でした。
三つ目は、手入れが楽なことです。
フィルターは水洗いできます。
面倒だと感じたことがなく、これも4年続いた理由の一つです。

四つ目は、プラグが抜きやすいことです。
テスコムが「ラク抜きプラグ」と呼んでいる形状で、プラグ本体に指を掛けられる出っ張りがついています。
コードを引っ張らずに抜けるので、根元が傷みません。
派手な機能ではありませんが、毎日抜き差しするものなので、この工夫はずっと効いています。

音の大きさは、以前のものと同じくらい
音についても正直に書きます。
前のドライヤーと比べて、特に静かになったとも、うるさくなったとも感じません。
ドライヤーとして普通の音です。
集合住宅で夜遅くに使うのが心配、という方にとっては、この機種を選ぶ決め手にはならないと思います。
静音性を最優先するなら、別の機種を検討したほうがいいでしょう。
正直に書くデメリットは、重さの一点です
4年以上使ってきて、不満らしい不満は一つだけでした。
熱さ、コードの取り回し、フィルターの掃除、故障。
どれも困ったことはありません。
強いて挙げるなら、540gという重さです。
私は平気でも、妻と子どもには重い
私自身は、540gを持って腕が疲れたことはありません。
40代の男性が数分間持つ分には、何ということもない重さです。
問題は家族でした。
妻からは、もう少し軽いものに替えてほしい、と言われることがあります。
毎日のことなので、数分でも腕に負担がかかるのだと思います。
軽いほうを選んだつもりでいましたが、それでも足りなかったわけです。
小学2年生が一人で乾かせるようになるまで
息子は小学2年生です。
最近ようやく、自分で最後まで乾かせるようになってきました。
それまでは途中で腕が下がってきて、頭のうしろが乾かないまま出てくることがよくありました。
娘は髪が長い分だけ時間がかかりますが、それでも自分で頑張って最後まで乾かしています。
家族で1台を共有するなら、一番力の弱い人に合わせた重さを選ぶべきだった、というのが4年経っての反省です。
これから買う方へ:NIB2600はもう手に入りません
ここは購入を検討している方に、必ず伝えておきたい部分です。
NIB2600 は、テスコムの公式サイトで販売終了になっています。
私も念のため、この記事を書きながら3つの通販サイトを調べてみました。
楽天市場とYahoo!ショッピングで見つかるのは中古品だけでした。
Amazonに新品が残っていましたが、在庫はわずかで、いつ消えてもおかしくありません。
つまり、この記事を読んで「同じものが欲しい」と思っても、もう普通には買えない状態です。
そこで現行モデルを調べたところ、少し複雑な気持ちになりました。
| NIB2600(私の愛用機) | NIB400B(現行モデル) | |
|---|---|---|
| 本体質量 | 540g | 420g |
| 本体寸法 | 237×223×87mm | 205×194×82mm |
| 消費電力 | 1200W | 1200W |
| 風量切替 | OFF – SET – DRY | DRY / SET / OFF |
| 冷風 | 即冷スイッチ | クールショット |
| 搭載イオン | プロテクトイオン | トライバランスイオン |
| 生産国 | 日本製 | 日本製 |
| 保証 | 2年 | 2年 |
| 発売 | 2019年4月 | 2026年2月 |
消費電力は同じ1200Wのまま、120g軽くなっています。
本体も一回り小さくなりました。
我が家が4年以上抱えてきた「妻と子どもには重い」という唯一の不満が、そのまま解消されている計算になります。
価格は実売で1万円台前半からで、私が買ったときとほぼ同じ水準です。
もし今の私が家電量販店に立っていたら、迷わず NIB400B を選ぶと思います。

おすすめできる人・できない人
おすすめできる人
- 美容室で使われている道具を家庭でも使ってみたい方
- 5,000円台の量販店モデルと3万円台の高級機の間を探している方
- 長く壊れずに使えることを最優先する方
- 日本製にこだわりたい方
- 温度設定などの機能は不要で、シンプルな操作がいい方
おすすめできない人
- 乾く時間を劇的に短縮したい方(体感では大きく変わりませんでした)
- 静音性を最優先する方
- 腕力に自信がない方や、小さなお子さんが自分で使うご家庭(現行のNIB400Bをおすすめします)
- 温度を細かく調整したい方
まとめ
Nobby by TESCOM NIB2600 を家族4人で4年以上使ってきた結論です。
乾く速さは、前のドライヤーから大きく変わりませんでした。
音の大きさも同じくらいです。
派手なスペックの伸びを期待して買うと、肩透かしを食らうと思います。
一方で、4年以上一度も壊れず、熱くなりすぎず、フィルターは水洗いできて、子どもでも迷わず使える。
毎日触れる道具として、これ以上を望む理由が特にありませんでした。
本体には「Made in Japan」の表記があり、長野県松本市の自社工場で作られています。
唯一の不満だった540gという重さは、現行モデルの NIB400B で420gまで軽くなりました。
NIB2600 の新品はすでにほとんど流通していないので、これから購入される方には、120g軽い現行の NIB400B をおすすめします。
家電の「日本製かどうか」を実物で確かめる話は、イズミのシェーバーやマウスコンピューターのノートPCでも書いています。
同じテスコムのような国内メーカーの家電では、バルミューダ The GreenFanも5年以上使っているので、よろしければあわせてご覧ください。


コメント