バルミューダ The GreenFan レビュー|3年使って分かったメリット・デメリット正直まとめ

バルミューダ The GreenFan EGF-1700-WG 正面全体写真 家電
ホワイト×グレーのスタイリッシュなデザイン

リード文

「扇風機に4万円も出すの?」——購入前、妻にそう言われました。

正直、自分でも迷いました。
子ども2人を抱えながら、家電にそこまで予算をかけていいのか。
でも、3年経った今、「あのとき買って本当によかった」と心から思っています。

私は40代の会社員で、小5の娘と小2の息子がいます。
2023年にバルミューダ The GreenFan(EGF-1700-WG)をバッテリー&ドック(EGF-P100)とセットで購入し、主にリビングで使ってきました。
脱衣所やキッチンへはバッテリーを外してコードレスで持ち運び、3年間で充電切れを一度も経験していません。

この記事では、価格・性能・使い勝手のすべてを包み隠さず正直にお伝えします。
購入を迷っている方の背中を押せれば幸いです。


バルミューダ The GreenFan とは

「扇風機に100年ぶりの進化」—誕生のストーリー

バルミューダ The GreenFanは、2010年に発売されたDCモーター搭載扇風機です。

開発のきっかけは、バルミューダ代表・寺尾玄さんの子ども時代の原体験にあります。
小学3年生のとき、友人の家に初めてエアコンが導入されました。
でも寺尾さんが選んだのは、涼しい室内ではなく、汗だくになって遊ぶ自然の外でした。
「あの夏の風が、部屋中を吹き抜けたら」——その思いが開発の原点です。

2009年から開発をスタートし、試行錯誤の末にたどり着いたのが「扇風機の風には渦成分がある」という発見でした。
自然の風は「面」で進みますが、扇風機の風は「回転しながら」進んでいたのです。
その渦を取り除く方法を探るなかで、町工場の職人が扇風機の風を壁に当てて使っているのを見て気づきます。
壁に当たると渦が壊れ、風が面で広がる——この知恵が、グリーンファンの核心技術に発展しました。

「なぜ気持ちいいのか」に向き合い続けた開発姿勢が、この扇風機の信頼につながっています。

グリーンファンテクノロジー—自然界の風を再現する二重構造の羽根

グリーンファンの最大の特徴は、内側と外側の二重構造になった羽根です。

内側の羽根がゆっくりとした風を起こし、外側の速い風がそれを引き込むことで、2つの風が衝突・融合します。
このとき渦成分が打ち消され、自然界の風のように「面」で広がる気流が生まれます。

この構造により、風は一般的な扇風機の約4倍の広さに広がり、15m先まで届きます。
ところが広がった風は強くぶつかるのではなく、やさしく包み込むように体を冷やします。
「浴び続けても疲れない風」——これがグリーンファンテクノロジーの本質です。

子どもが昼寝しているリビングで使っていると、窓を開けているときの自然の風と見分けがつかないくらい、やわらかい風が部屋全体に広がります。
あの感覚は、使う前には想像できませんでした。

DCブラシレスモーターを扇風機に世界初採用

バルミューダ The GreenFanは、DCブラシレスモーターを扇風機に世界で初めて搭載した製品でもあります。

従来のACモーターは回転数の制御が難しく、低速運転での静音性に限界がありました。
DCブラシレスモーターは回転数を細かくコントロールできるため、最小消費電力わずか1.5Wでの超低速・静音運転が可能です。
動作音は約10dBで、これは木の葉のふれあいよりも静かなレベル。
夜、子どもが寝た後にリビングで使っても、モーター音が気になったことは一度もありません。

電気代は1日8時間使っても1日あたり約0.4円(最小時)
夏じゅう最低風量で動かしても、電気代の心配はほぼありません。

EGF-1700と新型EGF-1800の違いは?

現行モデルのEGF-1800と、私が使っているEGF-1700の違いについてまとめます。

項目EGF-1700EGF-1800
発売年2020年 ※生産終了2023年 ※現行モデル
風量調節4段階4段階
テクノロジー二重構造羽根二重構造羽根
静音性最小 約10dB最小 約10dB
省エネ性能最小1.5W(約0.4円/日)最小1.5W(約0.4円/日)
プラグ形状縦横差し替え可差し替え不可
アダプター白・大型黒・小型
バッテリー対応AGR02JP 対応AGR02JP 対応
定価39,600円(税込)39,600円(税込)
購入方法流通在庫や中古品のみネット通販、家電量販店など

風量・テクノロジー・静音性・省エネ性能は両モデルで数値が同一です。
唯一の実用的な違いはプラグ形状で、EGF-1700は縦横を差し替えられるため、コンセントの向きを選びません。
バッテリー&ドックは現行の「AGR02JP」が両モデルに対応しています。

機能的にはそれほど大きな違いはないので、
コスパ重視するならEGF-1700の中古品を、確実に新品で購入したいなら現行のEGF-1800です。

📦 本体のみ購入する場合 — EGF-1800(コード付き、バッテリー別売り)

🔋 バッテリー&ドックのみ — AGR02JP — 既に本体をお持ちの方向け

✨ 本体+バッテリー セット購入 — コードレスで使いたいならこれが一番お得

バッテリー&ドックとの組み合わせが便利な理由

コードレスで「持ち運べる風」が我が家の使い方を変えた

バルミューダ The GreenFan EGF-1700 本体とバッテリー&ドック(AGR02JP)の一式
コードレス運用に必要なセット一式(本体・ドック・充電アダプター)

バルミューダ The GreenFanは、別売りのバッテリー&ドック(EGF-P100 / 現行:AGR02JP)を使うことでコードレス運用が可能になります。

購入前は「コードで十分では?」と思っていました。
でも実際に使ってみると、コードレスの便利さは想像以上でした。

我が家での使い方はこうです。
朝の時間帯はリビングに置いて子どもたちの朝支度に合わせて使います。
洗面・脱衣所への持ち運びは私が入浴前にさっと移動。
妻がキッチンで料理するときは、そのままカウンターの横へ。
コードがなければ、「置き場所」ではなく「今一番必要な場所」に風を届けられます。

「コードレスは便利な付加機能」ではなく、「家のどこへでも風を持ち歩ける」という発想の転換でした。

充電切れの心配は?3年使ってのリアルな感想

よく聞かれるのが「バッテリーの持ちは?」という質問です。

公式スペックでは最大4時間(風量1の場合)とされています。
正直、最初は「4時間だと昼間にしか使えないのでは」と心配していました。

でも実際は、リビングのドックに本体を置いて使うシーンが中心なので、使わない時間帯は自動的に充電されています。
脱衣所やキッチンへ持ち運ぶのは1〜2時間程度。
ドックに戻せばすぐに充電が再開されます。

3年間で「充電切れで使えなかった」という経験は一度もありません。
ドックを起点にした「戻って充電→また持ち出す」サイクルが自然とでき、バッテリー残量を気にする必要がほとんどないのです。

使い方のコツは「ドックをホームポジションにすること」。それだけで充電問題は消えます。

インジケーターランプの見方

取扱説明書(EGF-1700)を確認すると、ベース部分のLEDにはいくつかの状態があります。
初めて使う方が「壊れた?」と戸惑いやすいポイントなので、まとめておきます。

ランプの状態 意味
緑LED 点灯 現在の風量を表示(4段階)
緑LED ゆっくり点滅 切タイマーの残り時間(左から1・2・4時間)
LEDが薄暗くなる 一定時間操作なし → 省電力モードに移行(故障ではありません)
緑LED+白LED 両方点灯 Dock接続中(充電しながら使用)
緑LEDのみ点灯 コードレス使用中(Dock未接続)
バルミューダ The GreenFan ベース上面のインジケーターLEDが緑と白で点灯している
緑LED(風量表示)と白LED(Dock接続中)の点灯状態

バッテリー残量を確認したいときは、運転中に電源ボタンを2秒以上長押し。
緑LEDの点滅パターンでおおよその残量が確認できます。

バッテリー&ドックはこんな使い方も

バッテリー&ドックには、本体を立てかけて充電する台の役割以外にも便利な使い方があります。

ドックに収納した状態でそのまま使えるので、リビングでは「インテリアとして飾りながら充電中」という見た目になります。
スタンド一体型なので床置きでも安定感があり、倒れる心配がありません。
小2の息子が扇風機の前でジャンプしても、ドックがしっかり支えてくれています。

屋内での持ち運びに特化した設計なので、我が家のようなLDK+水回りでの活用に最適です。


3年使って感じたメリット4つ

①風が「やさしい」—これが最大の理由

「涼しいのに疲れない」——この感覚だけで、4万円の価値があると思っています。

一般的な扇風機を長時間当てていると、体の芯が冷えすぎたり、皮膚が乾燥したりすることがあります。
子どもが昼寝しているときも、強い風で目が覚めてしまうことがありました。

バルミューダ The GreenFanに変えてから、そういった悩みがなくなりました。
風が渦なく「面」で広がるため、体の一点に集中して当たらず、自然の微風のように包み込んでくれます。
小5の娘も「この扇風機の風、なんか外みたい」と言っていました。子どもが感じるくらい、違いは明らかです。

理由を理解してから使うと、さらに納得感が増します。
自然の風を再現するために二重構造の羽根を開発し、渦成分を徹底的に排除した設計。
「なぜ気持ちいいのか」に科学的な根拠があるから、信頼できます。

②どこでもターン—首振り範囲が自由自在

バルミューダ The GreenFanには「どこでもターン」と呼ばれる首振り機能があります。

一般的な扇風機の首振りは固定角度(左右45°など)での自動首振りがほとんどです。
グリーンファンは、任意の角度で固定することも、自動首振りさせることも、自由に選べます。
操作は本体を手で押さえながら角度を変えるだけ。電動ではなく手動でスムーズに動く設計です。

リビングで使うときはソファの方向に固定。
脱衣所では壁際に向けて拡散させる。
それぞれの場所・シーンに合わせて最適な角度にできるのは、思った以上に便利でした。

「このくらいの角度で固定できたら」という痒いところに手が届く設計です。

③飽きないデザイン—リビングに出しっぱなしでも絵になる

バルミューダ The GreenFan EGF-1700をリビングのテレビとピアノの間に設置した様子
テレビボードとヤマハ電子ピアノの横に自然に溶け込む

3年使い続けて感じるのは、デザインへの飽きのなさです。

私が選んだホワイト×グレー(EGF-1700-WG)は、木目調の家具やナチュラルインテリアと相性が抜群です。
「しまう扇風機」ではなく「出しておける扇風機」として、リビングの一角に置いています。
夏以外の季節も、インテリアの一部として違和感なくなじんでいます。

一般的な扇風機は、使わない季節には押し入れにしまうものでした。
グリーンファンにしてから、シーズンオフも「部屋にあっていい」と感じるようになりました。
妻からも「この扇風機はしまわなくていいね」と言われたのが、一番嬉しかった言葉です。

カラーはホワイト×グレー、ホワイト×ブラック、ダークグレー×ブラック、ホワイト×シャンパンゴールド(限定)の4種類。
インテリアに合わせて選べるのも、長く使う上で大事なポイントです。

④省エネ×静音—DCブラシレスモーターの実力

最小消費電力1.5W、動作音約10dBという数字は、実際に使うとその凄さが体感できます。

夜、子どもが寝た後にリビングで読書や仕事をするとき、扇風機の音が気になることがありませんか。
私は以前の扇風機(国内大手メーカー品)でモーターのうなりが気になり、寝室では使えていませんでした。
グリーンファンに変えてから、子ども部屋に持ち込んでも音で目が覚めることがなくなりました。

電気代についても、夏の3ヶ月間フル稼働させても電力への影響はほぼ感じていません。
最低風量での使用が多いので、月の電力使用量の変化が扇風機に起因するものとして目立ちません。
「使っていないか、最低音量で動いているか」どちらかに見える——それがこの扇風機の実力です。


正直に言うデメリット3つ

①価格が高い—最大のハードル、それでも買ってよかった

本体価格はEGF-1800で約40,000円(税込)。
バッテリー&ドックを合わせると、5〜6万円台になります。

正直、これは高い。
一般的な扇風機(5,000〜15,000円台)と比べると、3〜10倍の価格差があります。
我が家も購入前に何度も迷いました。

でも3年使い続けた今の答えは「価格分の価値は十分にある」です。

理由は2つ。
1つ目は、毎日の使用感のよさが継続していること。
「なんか今日は風が弱いな」「音がうるさくなってきた」という劣化を感じません。
2つ目は、飽きないデザインのおかげで捨てたいと思わないこと。
安い扇風機を2年ごとに買い替えると考えると、長期的なコストはそれほど変わらないかもしれません。

購入を検討する際は「何年使い続けるか」を軸に考えることをおすすめします。

②「風量が弱い」は誤解—ただし”風の性質”は一般的な扇風機と異なる

購入前に「バルミューダの扇風機は風量が弱い」という口コミを目にしたことがあります。

これは事実ではありません。
家電比較サイト「マイベスト」が扇風機36商品を実測検証した結果、The GreenFanは風の強さ評価で満点(★5.00)を獲得し、全商品中1位を記録しています。
風量そのものは、他の扇風機と比べても十分以上の性能があります。

ただし、正しく理解してほしいポイントがあります。
The GreenFanの風は「やさしく広がる自然の風」です。
一般的な扇風機のように「渦を巻いて体に直撃する風」ではないため、「とにかく冷風を肌に直接当てたい」という感覚には合わないことがあります。

我が家では、猛暑日はエアコンと組み合わせて使っています。
エアコンの冷気をグリーンファンで部屋中に循環させると、エアコンの設定温度を1〜2℃上げても同じくらいの涼しさを感じられます。

「風量が弱い」のではなく「風の性質が違う」—この違いを理解して使えば、デメリットはほぼありません。

③高さ変更は「ポール脱着」のみ

これは購入前に知っておいてほしいポイントです。

一般的な扇風機は、本体のレバーやボタンでスムーズに高さを変えられます。
グリーンファンは「ポールを抜き差しする」ことでショートサイズ(497mm)と通常サイズ(871mm)の2段階から選ぶ仕組みです。

床に座って使うときはショートサイズ、テーブルや椅子に座るときは通常サイズ——と大まかな使い分けはできます。
ただし、微調整はできません。

我が家ではリビングの床置き用途なので通常サイズで固定しています。
高さをこまめに変えたい方には、少し不便に感じるかもしれません。


こんな人におすすめ・向いていない人

おすすめな人

  • 自然の風のような「やさしい風」を部屋で感じたい方
  • 静音性にこだわる方(赤ちゃん・子どもの昼寝中に使いたい方)
  • 省エネ家電を長く使いたい方
  • コードレスで家中どこでも使いたい方
  • インテリアに溶け込むデザインの扇風機を求める方
  • 「いい扇風機を一度買って長く使う」考え方の方

向いていない人

  • 強い冷風を直接体に当てたい方
  • 予算を抑えたい方(まず安い扇風機で試したい方)
  • 高さ調整を頻繁に行いたい方
  • アウトドア・屋外でのコードレス使用を想定している方

バルミューダ The GreenFan 付属リモコン(4ボタン)とベース上面のインジケーターLED
電源・風量・首振り・タイマーの4ボタン付きリモコン

購入・価格情報

バルミューダ The GreenFanは公式オンラインストアのほか、Amazon・楽天市場・ヤフーショッピングなどで購入できます。

公式オンラインストアで購入すると保証期間が2年→3年に延長されます。
価格差がそれほどない場合は、公式での購入も検討してみてください。

EGF-1700は2020年発売・生産終了モデルのため、在庫切れが多く入手困難です。
確実に購入するなら現行モデルのEGF-1800をおすすめします。
バッテリー&ドックはEGF-1700・EGF-1800 両対応の「AGR02JP」が最新品です。

📦 本体のみ購入する場合 — EGF-1800(コード付き、バッテリー別売り)

🔋 バッテリー&ドックのみ — AGR02JP — 既に本体をお持ちの方向け

✨ 本体+バッテリー セット購入 — コードレスで使いたいならこれが一番お得

まとめ

バルミューダ The GreenFan(EGF-1700)を3年間使い続けた正直な感想をまとめます。

最大の魅力は「浴び続けても疲れない、自然界の風」です。
二重構造の羽根が渦成分を排除し、面で広がるやさしい風を室内で再現する。
この体験は、実際に使ってみないとなかなか伝わらないものがあります。

デメリットを正直に言うと、価格が高い・猛暑日には物足りない・高さ調整が2段階のみ、という3点があります。
でも3年間、一度も「別の扇風機にすればよかった」と思ったことはありません。
コードレスでどこへでも持ち運べる便利さ、リビングに出しっぱなしにできるデザイン、10dBの静粛性——どれも日常のQOLを地味に、でも確実に上げてくれています。

「毎日使うものにこそ、少し予算をかける」——それが我が家の価値観に合っていました。

夏家電の買い替えを検討しているなら、ぜひ一度「本物の自然の風」を体験してみてください。
コードレスで使いたいなら、最初からバッテリー&ドックとのセット購入が断然おすすめです。

✨ 本体+バッテリー セット購入 — コードレスで使いたいならこれが一番お得

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