「フライパンや鍋って、気づいたら何度も買い替えていませんか?」
コーティングが剥がれてきた、焦げつくようになった、なんとなく劣化してきた。
そのたびに買い替えを繰り返していると、トータルのコストは意外と大きくなります。
私自身、以前は安価なフライパンや鍋を使っていました。
「コーティングの剥がれが気になる」「また買い替えか」というモヤモヤが続き、2022年に日本製の調理器具へ完全に切り替えました。
あれから3年。今も同じ道具を使い続けています。
この記事では、我が家で愛用している日本製の鍋・フライパン3つを紹介します。
- ジオプロダクト 両手鍋(20cm、18cm)
- ビタクラフト スーパー鉄フライパン(28cm)
- 岩鋳 南部鉄器 玉子焼(木柄付)
3製品とも、コーティングなし・日本国内製造・長く使えることを軸に選んでいます。
なお、調理師試験に合格したことがある私が、家庭での実体験をもとに正直にまとめました。
各製品の詳しいレビューは別記事でも紹介しています。
まずはこの記事で、全体像をつかんでいただければ幸いです。
結論|我が家ではこう使い分けています
- 鍋 → ジオプロダクト
- フライパン → ビタクラフト
- 卵焼き → 岩鋳(南部鉄器)
👉 用途ごとに使い分けるのが一番満足度が高いです。
なぜこの3つに落ち着いたのか
どれか1つで全部こなそうとすると、どうしても不満が出ます。
- フライパンは使いやすさが大事
- 鍋は素材の良さを引き出したい
- 卵焼きは焼き上がりが命
👉 それぞれに強みがあるので、用途ごとに分けるのが正解でした。
なぜ日本製にこだわるのか
安い調理器具の買い替えに疑問を感じた
以前は、ホームセンターで買える安価なフライパンや鍋を使っていました。
最初のうちは問題なく使えていましたが、1〜2年が経つころには内側のコーティングが少しずつ剥がれ始めました。
鍋の底に黒ずんだ傷が目立つようになり、「このまま使い続けていいのだろうか」という不安が出てきました。
かといって買い替えても、また同じことが繰り返されるのでは、というモヤモヤもありました。
試しに計算してみると、安いフライパンを2年おきに買い替え続けると、10年間のトータルコストは決して安くありません。
コスパを重視していたつもりが、実際には逆のことをしていたわけです。
「多少高くても、本当に長く使えるものに切り替えよう」と決めたのが2022年のことです。
日本製を選んだ3つの理由
① 素材の安心感
コーティング素材(フッ素樹脂加工)に含まれるPFAS・PFOAという物質は、近年その安全性について関心が高まっています。
日本製のステンレス鍋や鉄フライパンには化学コーティングがなく、素材そのものが食材に触れる設計です。
子どもと一緒に食卓を囲む家庭として、これは大切なポイントでした。
② 長期保証と品質管理
今回紹介する3製品はいずれも、国内工場での一貫製造・厳格な品質管理のもとで作られています。
なかでもジオプロダクトは業界最長クラスの15年保証を設けており、メーカーが製品に自信を持っていることが伝わります。
③ 使い込むほどに育つ道具
鉄素材の調理器具は、使えば使うほど油がなじみ、自分だけの道具に育っていきます。
「消耗品」ではなく「育てるもの」として調理器具を選ぶ。
その考え方が、日本製の道具には自然に根づいています。
おすすめ3選|3年使って今も手放せない調理器具
① ジオプロダクト 両手鍋|GEO Product

選んだ理由
日本製の鍋を探し始めたとき、最初に目に留まったのがジオプロダクトでした。
新潟県燕市にある宮崎製作所が、成形から磨き・検品まですべての工程を国内で一貫製造している鍋です。
決め手になったのは、業界最長クラスの15年保証。
それだけメーカーが品質に自信を持っている証拠だと感じ、購入を決めました。

我が家での使い方
2サイズを用途で使い分けています。
- GEO-20T(20cm):4人分の味噌汁・カレーなど
- GEO-18T(18cm):2人分や少量の煮物・スープなど
どちらもガス・IH両対応なので、引っ越しや熱源の変化があっても安心して使い続けられます。
3年使って感じたこと
ジオプロダクト最大の特徴は、フタと本体の密閉性の高さです。
加熱すると鍋の中の水蒸気が「ウォーターシール」と呼ばれる水の膜を作り、鍋を密閉した状態に保ちます。
これにより、3つのことが同時に叶います。
① 無水調理
ほんの少しの水分だけで野菜を茹でられます。
素材のビタミン・ミネラルを逃がさず、味が濃く仕上がるのを実感しています。
② 余熱調理
グラグラと沸騰したら火を止めて、そのまま放置するだけで火が通ります。
カレーや煮物は、コンロに張り付いている時間がぐっと減りました。
③ 時短・省エネ
全面7層構造で熱効率が高いため、強火を使う必要がありません。
中火以下で調理できるので、ガス代の節約にもつながっています。
こんな人におすすめ
- 家族の食事を毎日作っている方
- 野菜のうまみや栄養を大切にしたい方
- 煮る・蒸す料理が多い方
詳しいレビューはこちら
→ ジオプロダクト レビュー|3年使って分かったメリット・デメリット正直まとめ
② ビタクラフト スーパー鉄フライパン|VitaCraft

選んだ理由
日本製の鉄フライパンを探すなかで、最も気になったのがビタクラフトのスーパー鉄シリーズでした。
鉄フライパンは使ってみたいけれど、サビや手入れが不安というのが正直なところでした。
スーパー鉄は、鉄の表面に窒素を浸透させる「窒化4層加工」という独自の技術を採用しています。
この加工により、従来の鉄フライパンの弱点だったサビにくさと、こびりつきにくさを両立しています。
さらに、成形から検品までの全工程を日本国内で一貫製造したMade in Japanの品質も、選んだ決め手のひとつです。
我が家での使い方
主に炒め物・焼き料理に使っています。
4人家族での使用を想定して、28cmを選びました。
食材をたっぷり入れても余裕があり、家族分の炒め物を一度に仕上げられます。
別売りメーカー純正品のガラス蓋を使えば、中が見えて焼き加減などの様子も確認できます。
ハンバーグなどの煮込み料理でも使えるので大変便利です。

3年使って感じたこと
鉄フライパンが初めてだったので、最初は少し緊張しました。
ところが実際に使ってみると、思っていたよりずっと扱いやすいというのが率直な感想です。
① 炒め物の仕上がりが変わった
野菜炒めやチャーハンが、シャキッと歯ごたえよく仕上がるようになりました。
蓄熱性が高いため、『炒める』という工程の仕上がりに直結しています。
以前のコーティングフライパンでは、どうしても水っぽくなりがちだった料理が変わりました。
② サビない・手入れが思ったより楽
「鉄フライパンはサビとの戦い」というイメージがありましたが、窒化加工のおかげで使用後に洗って拭くだけで問題ありません。
特別な油慣らしや、神経質なお手入れは不要です。
鉄フライパン初心者でも無理なく続けられています。
使えば使うほど油がなじんで、どんどん使いやすいフライパンに育っていきます。
こんな人におすすめ
- 炒め物・焼き料理をよく作る方
- 鉄フライパンに興味はあるけど手入れが不安な方
- コーティングに頼らない調理器具を探している方
詳しいレビューはこちら
→ ビタクラフト スーパー鉄フライパン レビュー|3年使って分かったメリット・デメリット正直まとめ
③ 岩鋳 南部鉄器 玉子焼(木柄付)|IWACHU

選んだ理由
子どもが大好きな卵焼きを作るにあたって、卵焼き器を見直したいと思ったのがきっかけでした。
岩鋳は、1902年(明治35年)創業の老舗メーカーです。
岩手県盛岡市で作られる南部鉄器は、国の伝統工芸品にも指定された日本が誇る鋳物文化のひとつです。
以前使っていたコーティングの玉子焼き器と比べて、鋳鉄ならではの蓄熱性の高さが気になり購入を決めました。

我が家での使い方
メインはやはり卵焼きと目玉焼きです。
卵を入れても温度が下がりにくいため、ふっくらとした仕上がりになります。
ちょっとした炒め物にも使っています。
小ぶりなサイズなので、少量だけ手早く作りたいときに重宝しています。
3年使って感じたこと
① 卵焼きの仕上がりが明らかに変わった
鋳鉄は熱をたっぷり蓄えるため、卵を流し入れても温度が安定したまま調理できます。
外はきれいな焼き色、中はふっくら。
「家で作る卵焼きって、こんなにおいしくなるのか」と素直に驚きました。
② 鉄分補給を意識するようになった
鉄製の調理器具で調理すると、微量の鉄分が食材に移ります。
意識して摂りにくい鉄分を、毎日の卵焼きから自然に補給できると思うと、使うたびに少し嬉しくなります。
③ 育てる楽しさがある
使い込むほどに油がなじみ、だんだんと焦げつきにくくなっていきます。
3年経った今、最初より明らかに使いやすくなりました。
自分だけの道具に育っていく感覚は、コーティングフライパンでは味わえないものです。
こんな人におすすめ
- 毎朝のお弁当に卵焼きを作る方
- 食材から自然に鉄分を摂りたい方
- 道具を育てる楽しさを味わいたい方
詳しいレビューはこちら
→ 南部鉄器の玉子焼き器はふわふわに仕上がる?岩鋳を実際に使ってわかったメリット・デメリット
3つを比較するとこうなる
3年間使い続けた実感をもとに、それぞれの特徴を整理しました。
| ジオプロダクト | ビタクラフト | 岩鋳 | |
|---|---|---|---|
| 種類 | 両手鍋 | 鉄フライパン | 玉子焼き器 |
| 素材 | ステンレス多層 | 窒化鉄 | 南部鉄器(鋳鉄) |
| 得意な調理 | 煮る・蒸す | 炒める・焼く | 焼く |
| 手入れ | 簡単 | 比較的簡単 | 慣れが必要 |
| 保証 | 15年 | 保証対象外 | 記載なし |
| 製造 | 新潟・燕市 | 日本国内全工程 | 岩手・盛岡 |
| 向いている人 | 煮込み料理が多い | 炒め物・焼き料理が多い | 卵焼きにこだわりたい |
どれか1つだけ選ぶなら
「まず1つだけ試したい」という方には、ジオプロダクトをおすすめします。
煮る・蒸す・余熱調理と使える場面が多く、毎日の献立で活躍する頻度が一番高いからです。
味噌汁・カレー・煮物など、和食中心の家庭にはとくにフィットします。
フライパンをメインに探している方は、ビタクラフトから始めるのがおすすめです。
鉄フライパンが初めてでも扱いやすく、炒め物・焼き物の仕上がりの変化をすぐに実感できます。
3つ揃えると、煮る・炒める・焼くがすべてカバーできます。
我が家では2022年からこの組み合わせで使い続けており、今のところ買い替えの必要をまったく感じていません。
よくある質問
- Q日本製の調理器具は高すぎませんか?
- A
たしかに、安いフライパンと比べると初期費用は高く感じます。
ただ、2年ごとに買い替えを繰り返すと、トータルのコストは意外と大きくなります。
今回紹介した3製品は、適切に使えば10年以上使い続けられるものばかりです。
「1回の買い物で長く使う」と考えると、むしろコスパは高いと感じています。
- Q鉄フライパンのお手入れは難しくないですか?
- A
鉄フライパンと聞くと、サビや手入れに不安を感じる方も多いと思います。
ビタクラフトのスーパー鉄は窒化4層加工により、サビにくさとこびりつきにくさを両立しています。
使用後は洗って拭くだけでOKです。
鉄フライパンが初めてだった私でも、無理なく続けられています。
- QIHでも使えますか?
- A
3製品すべて、IHとガス火の両方に対応しています。
賃貸から持ち家への引っ越しや、熱源の変化があっても買い替え不要で使い続けられます。
- Qまず1つだけ買うならどれがおすすめですか?
- A
煮る料理が多い方にはジオプロダクト、
炒め物・焼き料理が多い方にはビタクラフトをおすすめします。
どちらか迷う場合は、使用頻度の高い調理スタイルに合わせて選んでみてください。
卵焼きにこだわりたい方は、岩鋳の玉子焼き器を加えると毎朝の仕上がりが変わります。
まとめ|まずは1つから始めてみてください
今回紹介した3製品を、最後にまとめます。
① ジオプロダクト 両手鍋(GEO-20T / GEO-18T)
新潟・燕市の宮崎製作所が手がける、全面7層構造のステンレス鍋です。
無水調理・余熱調理で素材のうまみを引き出し、毎日の煮込み料理が変わります。
業界最長クラスの15年保証つきです。
一生使える鍋を探している方に、自信を持っておすすめします。
詳しいレビューはこちら
→ ジオプロダクト レビュー|3年使って分かったメリット・デメリット正直まとめ
② ビタクラフト スーパー鉄フライパン(28cm)
日本国内全工程で製造される、窒化4層加工の鉄フライパンです。
サビにくく手入れが簡単で、鉄フライパン初心者でも扱いやすいのが特徴です。
炒め物・焼き料理の仕上がりを変えたい方におすすめします。
詳しいレビューはこちら
→ ビタクラフト スーパー鉄フライパン レビュー|3年使って分かったメリット・デメリット正直まとめ
③ 岩鋳 南部鉄器 玉子焼(木柄付)
1902年創業、岩手・盛岡の老舗メーカーが作る南部鉄器の玉子焼き器です。
蓄熱性の高い鋳鉄で焼くことで、ふっくらとした卵焼きに仕上がります。
使い込むほどに育っていく、一生ものの道具です。
詳しいレビューはこちら
→ 南部鉄器の玉子焼き器はふわふわに仕上がる?岩鋳を実際に使ってわかったメリット・デメリット
安い調理器具を何度も買い替えるより、最初から良いものを選ぶ方が結局は長持ちします。
この3つは、2022年から使い続けて今も手放せない、我が家の定番です。
まずは1つ、気になるものから試してみてください。


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